正しい姿勢とは??

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■最近の分かってきた「良い姿勢」とは?

「最近、姿勢が悪くなってきたな…」

そんなふうに感じたことはありませんか?

  • 背中が丸まってきた 
  • お腹が前に出てきた気がする
  • 座っていると腰が重い
  • 呼吸が浅くなっている
  • 姿勢のせいで疲れやすい

年齢や運動不足のせいと思われがちですが、実は「姿勢の本質」を知ると、それだけで日常の体の使い方が変わり、驚くほど楽になります。

N Shipで大切にしている「最近の良い姿勢」について、少し深掘りしてお話します。

それが、人間だけが持つ「腰椎前弯」という武器です。

私たちの背骨は、横から見るとS字のカーブを描いています。

首は前に、背中は後ろに、腰は前に…という波打つようなライン。

この中でも特に大切なのが、腰の部分にある「腰椎前弯(ようついぜんわん)」です。

実はこのカーブは、人間だけが持つ特別な仕組み。

チンパンジーやゴリラの背骨はまっすぐに近く、腰椎の前弯はほとんどありません。

そのため彼らは四足歩行が基本で、直立して長時間歩くことは苦手です。

一方、人間は腰椎前弯を持つことで直立二足歩行が可能となり、両手を自由に使えるようになりました。

これは「道具を使う」「脳を発達させる」といった進化につながった、まさに人間のシンボルともいえる機能なのです。

ところが現代では、長時間のデスクワークやスマホ操作により、この腰椎前弯が崩れやすくなっています。

  • 腰が丸まる(猫背型) → 前弯が失われ、背中が丸くなり呼吸も浅くなる
  • 腰を反りすぎる(反り腰型) → カーブが強くなりすぎ、腰の筋肉や関節に負担が集中

どちらの姿勢も「疲れやすい」「肩こり腰痛」「姿勢の崩れ」につながります。

腰椎前弯は人間の武器ですが、正しく使えなければ逆に弱点になってしまうのです。

「胸を張る=良い姿勢」ではない

「姿勢を正してください」と言われると、多くの方が胸を張って背筋をピンと伸ばします。

一見きれいに見えますが、これは一時的で長続きしません。

なぜなら、余分な筋肉を緊張させて固めてしまうからです。

すると肩や腰に余計な負担がかかり、数分もしないうちに元の姿勢へ戻ってしまいます。

最近の考え方では、「良い姿勢」とは 無理に固めるのではなく、呼吸がしやすく楽に動ける姿勢。

つまり「見た目」よりも「体の機能性」が大切なのです。

ピラティスの考え方「コントロロジー」

ここで役立つのがピラティス。

ジョセフ・ピラティスは自身のメソッドを「コントロロジー(Contrology)」と呼びました。

意味は「自分の体を意識的にコントロールする学問」。

筋肉をただ鍛えるのではなく、どの筋肉を、どう意識して、どう動かすかにフォーカスします。

この考え方を通して、背骨の自然なカーブや呼吸のしやすさを取り戻していきます。

背骨をのびやかにする「エロンゲーション」

ピラティスで大切にされるキーワードの一つが エロンゲーション(elongation:伸ばすこと) です。

「胸を張る」「腰を反る」といった強制的な形ではなく、

背骨の一つひとつを引き離すようにスーッと伸ばしていく意識を持ちます。

この意識によって起こる効果は非常に多岐にわたります。

  • 椎間板の圧迫を減らし、背骨が軽くなる
  • 神経の通り道を広げ、しびれやこわばりを予防する

〜コントロロジーとエロンゲーションで探る、人間本来の姿〜

「姿勢を正してください」と言われたとき、多くの方が胸を張って背中をピンと伸ばす…そんなイメージを持たれると思います。ですが実際には、それが“良い姿勢”とは限りません。

人間のカラダには、生物進化の歴史や、個々の骨格特性が色濃く刻まれています。特に腰椎の前弯カーブは、人間が二足歩行を獲得するために生まれた独自の構造。チンパンジーには存在しない、人類だけの「立って歩くためのカーブ」なのです。

つまり“良い姿勢”とは、ただ真っすぐに立つことではなく、この腰椎前弯や胸郭の広がりなど、人間特有の設計図をうまく活かした状態を指します。

■ チンパンジーと人間の腰椎の違いから学ぶ

チンパンジーを観察すると、背骨はほぼ一直線で、腰椎の前弯カーブがありません。そのため、直立歩行をしても長時間は疲れてしまい、すぐにナックルウォーク(手を使った移動)へ戻ります。

一方で、人間は腰椎の前弯と骨盤の傾きが絶妙なバランスを持ち、直立姿勢を維持できるように進化しました。

ただし現代人は、座りすぎやスマホ姿勢などでこのカーブが失われ、“チンパンジーに逆戻りしたような背骨”になってしまう人が増えているのです。

■ 「エロンゲーション」で背骨を育て直す

ここで重要なキーワードが「エロンゲーション(elongation)」です。

直訳すると「引き伸ばすこと」。ピラティスで多用される概念で、背骨を一本一本、空へ伸ばすように意識します。

この動作は単なるストレッチではなく、インナーマッスル、特に多裂筋や横隔膜、骨盤底筋といった“姿勢の基礎を支える筋肉”を同時に働かせます。

結果として、背骨は本来のS字カーブを取り戻し、腰椎前弯の自然なアーチが復活します。

たとえば座って背を丸めているときには、椎間板に大きな圧力がかかります。しかしエロンゲーションで伸ばすことで、その圧力を分散し、腰痛リスクを大幅に減らすことができるのです。

■ コントロロジーが教える「姿勢の自己コントロール」

ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティスは、自らのメソッドを「コントロロジー」と呼びました。

これは「心と体を意識でコントロールし、調和させること」。

姿勢においても、この考え方は非常に大切です。

ただ「胸を張る」「背中をまっすぐ」ではなく、呼吸や骨盤の角度、肩甲骨の位置などを自分で感じ取り、コントロールすることが“動きの質”を高めるカギとなります。

この意識的な姿勢のコントロールは、デスクワークでの疲労軽減だけでなく、スポーツ動作に直結します。

■ スポーツ愛好家が姿勢にこだわるべき理由

野球やゴルフのスイング、サッカーのキック、テニスのサーブ。どれも背骨のしなやかなカーブとエロンゲーションが大きく関与しています。

  • 腰椎前弯が保たれていると、股関節の可動域が広がり、地面からの力を効率よく使える
  • 胸郭が伸び広がっていれば、呼吸量が増え、持久力が上がる
  • 背骨を軸にした回旋が滑らかになれば、スイングの再現性が高まる

一流のアスリートがピラティスを取り入れているのも、この姿勢と動作効率の関係を理解しているからです。

実際、腰椎の前弯が失われたまま回旋動作をすると、腰の椎間関節に過剰なストレスがかかり、腰痛やヘルニアのリスクが高まります。逆に前弯を保ちながらエロンゲーションできる人は、体幹が安定し、よりパワフルかつ安全に動けるのです。

■ 「良い姿勢」は静止画ではなく“動きの中”にある

多くの方は「良い姿勢=静止しているときの形」と思いがちですが、実際には違います。

良い姿勢とは「動きの中でも崩れにくい状態」。

例えば、走っているときに背骨が沈まず軽やかに弾んでいるか。

テニスでサーブしたあとに腰を反らしすぎずに着地できているか。

そうした“動的な安定”こそ、本当の意味での「良い姿勢」なのです。

簡単に姿勢を作る方法

脊柱のニュートラルの作り方

①伸びを意識しながら胸椎後弯を促す。その際、潰れるような動きにならないように注意。

②骨盤を立て(前傾)、腰椎前弯を促す。頭頂より軽く鉛直下向きに荷重をかけ、それに抵抗するように伸びていき、自然と安定するところが最適な腰椎前弯の位置である。

③脊柱のニュートラルポジションが取れていれば、両肩より鉛直下向きに荷重をかけても、潰れることはなく脊柱は安定する。

■ N Shipでできること

当店N Shipでは、ローリング療法で背骨や筋膜をほぐし、本来の動きを取り戻しながら、お身体を今より動きやすくなりたいと希望の方には、ピラティスを通じてコントロロジーとエロンゲーションを実践していただけます。

「最近、姿勢が悪くなってきた気がする」

「スポーツのパフォーマンスをもっと上げたい」

「腰の疲れを根本的に解消したい」

そんな方にこそ、ぜひ体験していただきたい内容です。

背骨は一生ものの“軸”。放っておけばチンパンジーに近づいてしまいます。笑

正しいケアで進化した人間らしい姿を取り戻すことができます。

まとめ

  • 良い姿勢とは、腰椎前弯や胸郭の広がりを活かした、人間独自のバランス
  • エロンゲーションで背骨を引き伸ばすことが、腰痛予防と動作効率のカギ
  • コントロロジーの考え方で、自分の姿勢を「意識的にコントロール」することが重要
  • スポーツ愛好家にとって、姿勢改善はパフォーマンス向上に直結する

疲労が溜まってからメンテナンスをすることも大切ですが、ご自分のカラダを理解してコントロールして使っていくことがとても大切です。年齢を重ねても自分らしく、若々しくいれるように、一緒に頑張って行きましょう!!

ここに来れば、ただ姿勢が良くなるだけでなく、「動けるカラダ」「進化した人間らしい姿勢」を取り戻せます。

あなたのカラダを再起動させる場所。それが N Ship です。