色んな場面で、『外反母趾って治りますか?』と聞かれます。
骨が変形して外反母趾角が大きい状態では、外科的手術が必要ですが、大体の場合は開帳足により、アーチ機能が低下し、足部環境が崩れてしまっています。
この変形が進行してない症例では、その環境を整えることで改善することはよくあります。
なぜ?このように環境が悪くなるのか?
簡単に言うと、足部のアーチ機能が低下して、足趾を使わない状態で無理をして体を支えているのが原因です。家で例えると足部は基礎の部分です。
そこが崩れると家はどうなりますか?
間違いなく、傾いてきますよね。体も一緒です。足元が崩れると、膝、腰、首に傾きが生じ色んな問題が出てきます。
Nshipではこのような状態に対して3つのポイントでアプローチをします。
①足趾〜ふくらはぎ〜股関節を隅々までくまなくローリングをして硬結を除き、血流を整えます。
②足趾〜足底の動きを引き出し、筋収縮と連動させ、足趾が機能しやすいように整えます。
③足趾が常に体重を乗せた時の動きに参加するように環境を作ります。足部の骨は28個が連なりその位置の修正をし、調整していきます。
また、簡単なトレーニングを実施して、足趾の機能を高めます。土台を安定させたら足趾〜体全体への連動性を高めるように目指していきます。
(セルフエクササイズを含む)
この3つを繰り返し続けることで、足部の環境が変わり状態が変化します。
足趾が崩れると、腰痛や肩こりの誘因になります。
いつも左腰が痛くなるやすい→足趾を左右見比べてみて下さい。そこに長年の痛みのヒントがあるかもしれません(^ ^)